2009年04月28日
シード2校初戦敗退 春季高校野球埼玉県大会
坂戸、栄北に競り勝つ 春季高校野球県大会
(27日・県営大宮ほか)
第2日は2回戦8試合が行われ、第2シードの川口青陵と第4シード栄北が初戦敗退した。
昨秋の県大会準優勝校で関東高校大会でも8強入りした川口青陵は、1-2で越ケ谷に逆転負け。越ケ谷は1点を追う9回、神谷の同点適時打と相手の失策で2点を奪った。秋季県大会4強の栄北は坂戸に4-5で敗退。坂戸は5回、長短5安打で5点を挙げた。
秋季県大会準々決勝と同じ顔合わせの花咲徳栄-鷲宮は、同大会覇者で第1シードの花咲徳栄が10-9で辛勝。第3シード春日部共栄は、昨夏の甲子園に出場した本庄一を2-0で退けた。
このほか、昨夏の全国高校選手権北埼玉大会で準優勝した上尾や、所沢商、武蔵越生、春日部東が勝ち進んだ。
第3日は28日、県営大宮など3球場で2回戦の残り8試合を行う。
チーム一丸で本領
坂戸が5回に挙げた5点を守り切り、第4シードの栄北に競り勝った。勝因はずばり大きな声を出すこと。天野監督は「声のおかげで劣勢な感じがしなかった。ベンチの雰囲気でアウトを取った感じ」と例えて笑う。
5回、「みんなが声を出して(思いを)託してくれた」と話した主将の大根田が先頭打者で3塁打。四球、犠打を絡めて3安打で3点を奪うと、とどめは4番及川が決勝の2点2塁打。殊勲者は「4番に座っている以上はチームに貢献したかった」と意地を見せた。
守っては2年生エースの竹谷が粘りの投球。8回の1死2、3塁ではスクイズを本塁で刺し、「みんなの声と気持ちで勝った」と自信をつけた様子。天野監督は「目の前の試合を精いっぱい戦うだけ」とチーム一丸を強調した。
埼玉新聞
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