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2009年11月02日

花咲徳栄、快勝で8強 秋季高校野球関東大会

花咲徳栄、快勝で8強 秋季高校野球関東大会


 (1日・千葉県野球場ほか)

 第2日は1回戦の残り4試合が行われ、浦和学院は波崎柳川(茨城2位)に4−3で、花咲徳栄は前橋商(群馬1位)に3−1で勝ち、それぞれ2日の準々決勝に進出した。
 浦和学院は制球に苦しむ先発阿部を2番手南、3番手萩原大が好救援。波崎柳川の反撃を3点で食い止め、勝利をもぎ取った。
 花咲徳栄は一回に戸塚の適時打で1点を先制すると、その後も四回までに着実に加点。五明、山口の継投で前橋商の追撃を1点に封じた。
 第3日は2日、千葉県野球場などで準々決勝4試合が行われ、浦和学院は東海大相模(神奈川1位)と対戦(10時)。花咲徳栄は市船橋(千葉3位)と顔を合わせる(12時30分)。

強さ支える“ゆとり”

 点差はわずか2点。だが、得点差以上に力の差はあった。昨年のセンバツ大会に出場した群馬王者を見事に撃破。過去3年間、あと一歩で果たせなかった“選抜切符獲得”を予感させるような勝ちっぷりだった。
 ヤマ場は一回に訪れた。先頭打者がいきなり失策で出塁。制球難の先発五明は、さらに1死満塁のピンチを招く。一気に突き放されてもおかしくない場面だ。それでも、ナインは冷静沈着。おあつらえ向きの内野ゴロ併殺で無失点に抑え、一気に流れを引き寄せた。
 ピンチでも冷静に対応できたのには、理由があった。遊撃手の佐藤は「先に1点を取られても、打線で取り返す自信があったから」と明かす。花咲徳栄の見果てぬ強さ。それは強力な打線に後押しされた“ゆとり”が支えになっている。


混戦で生きた必勝パターン

 どっちに転んでもおかしくない試合展開だったが、必勝パターンを持っていた浦和学院に一日の長があった。森監督も「阿部が本来の調子をつかめていなかったので、すぐに切り替えてつないだ」と安堵(あんど)していた。
 先発阿部は球威こそあったが、要所でボールの切れを欠いた。そんなエースの投球を見て、森監督は「ボール自体があんまり良くない」と五回で南にスイッチ。南が1回3分の2を2安打、3番手の萩原大は2回3分の1を無安打無失点に抑えて、勝利に導いた。
 県大会に続く好投を見せた萩原大は「あとは自分しかいないと思って、強い気持ちで放った」と気合をみなぎらせた。



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